長時間労働を是正したい!とお思いの企業さまへ
そろそろ本気で長時間労働の見直しを!
人事担当者が解決したい代表的なお悩みの1つに「長時間労働を是正したい!」と言うものがあります。
EUではすでに「勤務間インターバル」制度が法律として機能しています。
勤務間インターバルとは、1日の勤務終了後、翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けることを言います。
「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(平成30年7月6日公布)により、労働時間等の設定の改善に関する特別措置法(労働時間等設定改善法)が改正され、「勤務間インターバル」制度導入が企業の努力義務となりました。
しかし、EU(欧州連合)では、11時間以上の休息時間が法律で義務付けられています。
また違反した場合は罰則もあります。
日本は現在、9〜11時間の努力義務になっています。罰則規定も今の所ありません。
日本の夜明ぜよ!勤務間インターバルがいよいよ動き出します。
しかし、2022年5月31日づけの政府の発表によると、この勤務間インターバルを強化する方向に向かうという決定を発表しています。
(10P参照)
いよいよ待ったなしの改革がスタートしていきます。
組織改革はすぐにはできません。
時間がかかります。
VUCA時代、過去のやり方は通用しません!
以前、ボーナス期とオーナス期のところでも書きましたが、今の時代はオーナス期。
過去の戦い方が通用しない時代です。
オーナス期の戦略は、主に、3つあります。
1つ目が、男女共に働くです。
人口ボーナス期には、重工業の比率が高く、筋肉が多い方が適してる業務が多かったので、男性が働く方が効率が良かった時代ともいえます。しかし、今は人口オーナス期。
働く人の数がそもそも減少している中、働ける人は、フルに活用していく方向に向かいます。
そして、今の時代は、頭脳労働が支流です。男女の差は無くなってきたのです。
さらに、ITの活用によって、益々「人」がやるべき事が明確になってきています。
2つ目が時短で働くです。
多くの人が働き人であり、職業人であり、子育てや介護などをする地域人であることを求められます。
1人3役をこなす時代に、長時間、しかも融通のきかない働き方しか出来なければ、離職につながります。さらに無理がたたれば生産性の低下にもつながります。
疲れていれば、イライラして八つ当たりしたり…そして人間関係の問題に発展していく。。。
だから、多くの従業員が短時間で成果を出す癖をつけていかなければなりません。
高い集中力は必須になります。
そのために、質の良い睡眠は従業員にとって、とても大切な要素になるのです。
3つ目がダイバーシティーです。
人口ボーナス期には、わかりやすい一定の条件ので足切りすることができました。
転勤や残業でふるい落として忠誠心を高める方法が経営方法として有効でした。
労働力は代えがきくので立場は弱く、一律管理することができました。
しかし、今は以前の当たり前が通用しない時代です。
同じ様な人からは、同じ様な案しか出てきません。
多様な人材がフラットに議論できて、はじめてイノべーションが生まれます。
多様な人材の活躍が成功のカギになるのです。
もう御社は準備できていますか???
そろそろ、本気で手をつけないといけなくなりますね。
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